説教題:「イエスさまと共に歩む」

旧約聖書:ヨブ記 19章25~27節
新約聖書:ルカによる福音書 24章13~32節
説教題:「イエスさまと共に歩む」
讃美歌(説教後):讃美歌 21-333番
(説教者:武田英夫牧師)

その朝に主イエスさまがご復活された日の午後、まだ主の復活を信じていない二人の弟子達がエルサレムからエマオに向かって歩いていました。もう頼るべきお方が居られなくなったといって、絶望しきっていたことでしょう。

二人は三日前の主イエスの十字架について話し合っていました。そこに後ろから近づいてこられたのはその御復活のイエスさまでした。しかし二人の弟子達はそのことに全く気付きません。

16節には「二人の目は遮られていて、イエスだとは分からなかった」と記されています。主イエスが「やり取りしているその話は何のことですか」と聞かれますと、弟子達は当の主イエスに向かい「あなただけはその大事件のことをご存知なかったのですか」と答えました。

エマオで一緒にお泊りになられた主イエスさまが夕食の時に、パンを取り、讃美の祈りを唱え、パンを裂いてお渡しになられた(30節)時、弟子達はやっと目が開かれて、その方が主イエスさまであると気付かされました。「イエスは今も生きておられる」(23節)と証言されています。主イエスはいつも私たちと共に歩んで下さるお方です。

本日、洗礼を受けられた姉妹も共に与ることができる聖餐は、常に私たち全ての信徒にとり、主イエスの十字架を思うための記念なのです。