2020年7月12日~26日 小金井西ノ台教会 聖霊降臨後第7~9主日

 

信仰告白『ハイデルベルク信仰問答』65~68 ③

聖礼典について(1) ―信仰と恵みの源泉である「説教と聖礼典」―

 

問65 (司式者)

ただ信仰だけが、私たちを、キリストとそのあらゆる善きわざの恩恵にあずからせるのであれば、

そのような信仰はどこから来るのか。」

答え (会衆)

聖霊は聖なる福音の説教を通して信仰を私たちの心のうちに引き起こしてくださり、

(聖霊は)また、聖礼典の慣行を通して信仰に確証を与えてくださいます。」

 

 

問66 (司式者)

「聖礼典とは何か。」

答え (会衆)

「聖礼典とは、目に見える聖なるしるしと証印であり、神によって制定されました。

神は、聖礼典の慣行を通して、私たちのために、

福音の約束が最も良きものであることを、いよいよ確かに理解させてくださり、

また福音の約束を保証するしるしとなさるのです。

こうして神は(福音の約束の通り)私たちのために、

十字架において完全に成し遂げられたキリストの唯一つの犠牲奉献ゆえに、

その恵みから、罪の赦しと永遠の生命をお授けくださるのです。」

 

 

問67 (司式者)

「では、みことばと聖礼典の二つは、私たちの信仰をイエス・キリストの十字架の犠牲に向け

唯一つの私たちの救いの根拠を指し示すのか。」

答え (会衆)

「勿論、そうです。聖霊が、福音において教え、聖礼典を通して保証しています。

私たちの祝福はすべて、私たちのために十字架でお献げくださった、

キリストの唯一つの犠牲奉献にあります。」

 

問68 (司式者)

「キリストは、いくつの聖礼典を新約聖書で定めたか。」

答え (会衆)

「二つです。聖なる洗礼と聖晩餐です。」