説教:2020年9月6日 動画 「聖餐に与り、復活のいのちに養われる」磯部理一郎 牧師

 

出エジプト記:24章~3~8

ルカによる福音書:24章28~35

ハイデルベルク信仰問答:75~77

 

小金井西ノ台教会 聖霊降臨後第13~15主日礼拝

信仰告白『ハイデルベルク信仰問答』75~77(翻訳一部訂正版)

イエス・キリストの聖晩餐について(1)

 

問75 (司式者)

「どうしてあなたは、聖晩餐において、キリストによる十字架での唯一つの犠牲奉献の恩恵にあずかり、

またその共同体の交わりの恩恵にあずかる、と確信し断言するのか。」

答え (会衆)

「こう(確信し断言します)。キリストは、わたしとすべての信じる者に、キリストの記念のために、

この裂かれたパンから食べ、この杯から飲め、と命じられそこで約束されました。

それにより明らかなことは、第一に、

キリストの身体が、確かにわたしのために代わって十字架でいけにえとして献げられ砕かれたこと、

キリストの血が、わたしのために代わって流されたことです。

それは、まさにわたしが肉眼で、主のパンがわたしのために砕かれ、

杯がわたしのために分け与えられるのを見るように、確かなことです。

第二に(明らかなことは)、

キリストはご自身から、確かにわたしの魂のために永遠の生命に至るまで、

十字架につけられた身体をもって食べさせ、流された血をもって飲ませてくださることです。

それは、まさにわたしが聖晩餐の奉仕者から、

キリストの身体と血の記念のしるしとして分け与えられたパンと杯とを受けて、

身体として食べて味わうように、それほど確かなことです。」

 

 

問76 (司式者)

「十字架につけられた主キリストの身体を食べ、その流された血を飲むとは、どういうことか。」

答え (会衆)

「ただ単に心からの信仰を通して、キリストのあらゆる苦難と死を受け入れるだけでなく、

むしろそれに加えて、聖霊を通して、キリストの死による罪の赦し永遠の生命あずかり

益々堅く確かに主の祝福された身体に結ばれて一体とされるのです。

聖霊は、キリストの内に住み、同じ時と場を貫いて私たちの内にも住み給うからです。

したがって、主は天におられ、私たちは地にあろうとも、それにもかかわらず、

(一つの霊によって、私たちの手足が一つの身体として支配されるように)

一つの御霊によって、私たちはキリストの肉の肉キリストの骨の骨とされ

永遠に生き、そして統べ治められるのです。」

 

 

問77 (司式者)

「キリストは、ご自身の裂かれたパンから食べさせ、ご自身の杯から飲ませるように、

それほど確かに信じる者のためにご自身の身体を食べさせ血を飲ませてくださいます。

キリストはそれをどこで約束しておられるか。」

答え (会衆)

「聖なる晩餐の制定において、こう記されます。『主イエスは、引き渡される夜、パンを取り、感謝の祈りをささげてそれを裂き、「取って食べなさい。」「これは、あなたがたのためのわたしの体である。わたしの記念としてこのように行いなさい」と言われました。また、食事の後で、杯も同じようにして、「この杯は、わたしの血によって立てられる新しい契約である。飲む度に、わたしの記念としてこのように行いなさい」と言われました。だから、あなたがたは、このパンを食べ、この杯を飲むごとに、主が来られるときまで、主の死を告げ知らせるのです。』

またこの約束は、聖パウロによって、繰り返し語られます。『わたしたちが神を讃美する聖餐の杯は、キリストの血にあずかることではないか。わたしたちが裂くパンは、キリストの体にあずかることではないか。パンは一つだから、わたしたちは大勢でも一つの体です。皆が一つのパンを分けて食べるからです。』