『イエスによるサマリアの女との問答表』(ヨハネによる福音書4章7~29節)
主イエスによる語りかけの言葉
(水を飲む:まことの救いは、どのようにして与えられるか)
4:7「水を飲ませてください」
(あなたを救う救い主はだれか分かるか、分かれば救われる)
4:10「もしあなたが、神の賜物を知っており、また、『水を飲ませてください』と言ったのがだれであるか知っていたならば、あなたの方からその人に頼み、その人はあなたに生きた水を与えたことであろう。」
(真の救いは、律法と犠牲祭儀によらず、メシアにおける神の愛と恵みによる)
4:13「この水を飲む者はだれでもまた渇く。4:14 しかし、わたしが与える水を飲む者は決して渇かない。わたしが与える水はその人の内で泉となり、永遠の命に至る水がわき出る。」
(神との和解による救いのためには、あなたは自分の罪をどう償うのか)
4:16「行って、あなたの夫をここに呼んで来なさい」
4:17「『夫はいません』とは、まさにそのとおりだ。あなたには五人の夫がいたが、今連れ添っているのは夫ではない。あなたは、ありのままを言ったわけだ。」
(神との和解による父の礼拝は、すでに今主イエスにおいて到来している)
4:21「婦人よ、わたしを信じなさい。あなたがたが、この山でもエルサレムでもない所で、父を礼拝する時が来る。4:22 あなたがたは知らないものを礼拝しているが、わたしたちは知っているものを礼拝している。救いはユダヤ人から来るからだ。4:23 しかし、まことの礼拝をする者たちが、霊と真理をもって父を礼拝する時が来る。今がその時である。なぜなら、父はこのように礼拝する者を求めておられるからだ。4:24 神は霊である。だから、神を礼拝する者は、霊と真理をもって礼拝しなければならない。」
(主イエスご自身からの自己啓示:エゴ―エイミ)
4:26「それは、あなたと話をしているこのわたしである。」
2021.7.18 磯部理一郎
サマリアの女による応答の言葉
(ユダヤの律法と犠牲祭儀による救いか、サマリア律法による救いか)
「ユダヤ人のあなたがサマリアの女のわたしに、どうして水を飲ませてほしいと頼むのですか」
「主よ、あなたはくむ物をお持ちでないし、井戸は深いのです。どこからその生きた水を手にお入れになるのですか。4:12 あなたは、わたしたちの父ヤコブよりも偉いのですか。ヤコブがこの井戸をわたしたちに与え、彼自身も、その子供や家畜も、この井戸から水を飲んだのです。」
「主よ、渇くことがないように、また、ここにくみに来なくてもいいように、その水をください。」
(自分を根源から本質において支配する罪に心の目を向ける女)
「わたしには夫はいません」
(どのような「犠牲祭儀による礼拝」が救いになるか、エルサレム神殿か)
「主よ、あなたは預言者だとお見受けします。
4:20 わたしどもの先祖はこの山で礼拝しましたが、あなたがたは、礼拝すべき場所はエルサレムにあると言っています。」
「わたしは、キリストと呼ばれるメシアが来られることは知っています。その方が来られるとき、わたしたちに一切のことを知らせてくださいます。」
4:29「さあ、見に来てください。わたしが行ったことをすべて、言い当てた人がいます。もしかしたら、この方がメシアかもしれません。」